هل تفهمها فقط باللغة اليابانية؟ The Charm of Waka Poetry: Kokin Waka Poetry Collection ، Volume 2：春下 １０１首～１１０首

古今和歌集の巻二「春下」第101首から110首までの和歌には、春の移ろい、جمال الطبيعة、人の心の機微が詠み込まれています。それぞれの歌は、単に言葉の意味だけでなく、韻律、余韻、そして言葉が持つ独自のニュアンスを通じて、詠み手の情感や風景を鮮やかに描き出しています。これらの歌は、日本語という言語が持つ音の美しさ、暗示の豊かさ、そして文化的な背景により、翻訳だけでは伝えきれない独特の魅力を持っています。في هذه المقالة、各和歌の作者と背景を解説し、その翻訳では伝わらない魅力を紐解いていきます。

　第101首　اسم المؤلف　藤原興風（ふじわら の おきかぜ）

قصيدة واكا
　さく花は　千くさながらに　あだなれと　たれかははるを　うらみはてたる

الأبجدية الرومانية
saku hana wa　chikusa nagara ni　adanare to　tare ka wa haru o　urami hatetaru

معنى： 咲く花は、さまざまな種類がありながら、同じように美しい。لكن رغم ذلك、誰が春を恨み切っただろうか。

خلفية：この歌は、咲き誇る春の花の美しさを通じて、人々の感情や春に対する思いを重ねています。

الأشياء الجيدة التي لا يمكن نقلها في الترجمة 日本語特有の「千くさ」（さまざまな種類の草花）がもつ多様性と調和のイメージは、単に“many kinds of flowers”と訳してしまうと薄れてしまいます。أيضًا、「うらみはてたる」の響きには、人々の感情の終焉や悟りのような微妙なニュアンスがあります。

　第102首　اسم المؤلف　藤原興風（ふじわら の おきかぜ）

قصيدة واكا
　春霞　色のちくさに　見えつるは　たなびく山の　花のかけかも

الأبجدية الرومانية
harukasumi　iro no chikusa ni　mietsuru wa　tanabiku yama no　hana no kake kamo

معنى： 春霞が、さまざまな色をまとって見えるのは、棚引く山に咲く花のせいだろうか。

خلفية：春霞と山の花の風景を見事に重ね合わせ、春の趣を表現しています。

الأشياء الجيدة التي لا يمكن نقلها في الترجمة 「たなひく」の言葉が持つ視覚的な広がりと動きのニュアンスは、日本語独特の感覚です。أيضًا、「かけかも」という結びには、確信ではなく問いかけを通じた詩情が漂います。

　第103首　اسم المؤلف　在原元方（ありわら の もとかた）

قصيدة واكا
　霞立つ　春の山へは　とほけれど　吹きくる風は　花のかぞする

الأبجدية الرومانية
kasumitatsu　haru no yamabe wa　tohokere do　fukikuru kaze wa　hana no kazo suru

معنى： 霞がたなびく春の山は遠くにあるけれど、吹いてくる風が運んでくるのは、花の香りがする。

خلفية：この歌は、春風に乗って花の香りが感じられる情景を詠んでいます。

الأشياء الجيدة التي لا يمكن نقلها في الترجمة 「かそする」（香をする）という表現には、香りがただ漂うだけでなく、風によって運ばれる動きと情感が含まれています。

　第104首　اسم المؤلف　凡河内みつね（おおしこうちのみつね）

قصيدة واكا
　花見れば　心さへにぞ　うつりける　いろにはいでじ　人もこそしれ

الأبجدية الرومانية
hana mireba　kokoro sae ni zo　utsurikeru　iro ni waideji　hito mo koso shire

معنى：花を見ていると、心までもが移ろってしまった。その美しい色に心を奪われた私を、人も知ってしまうだろうか。

خلفية：桜の美しさが、人の心に与える影響を描写しています。

الأشياء الجيدة التي لا يمكن نقلها في الترجمة 「うつりける」には、単なる移ろいではなく、心情の変化とともに自然に同化していく感覚が含まれています。翻訳ではこの深みを伝えるのが難しいです。

　第105首　اسم المؤلف　読人不知（よみびとしらず）

قصيدة واكا
　鶯の　なくのべごとに　きて見れば　うつろふ花に　風ぞふきける

الأبجدية الرومانية
ukuhisu no　naku nobe goto ni　kite mireba　utsurofu hana ni　kaze zo fukikeru

معنى： 鶯の鳴く声がするほうへ行ってみると、花が散りかけていて、そこに風が吹いていた。

خلفية：花の儚さと春の移ろいを描いています。

الأشياء الجيدة التي لا يمكن نقلها في الترجمة 「のべごとに」という表現には、音や動きの方向性が含まれており、鳴き声に導かれる感覚を言葉の音で感じられます。

　第106首　作者名　読人知らず

قصيدة واكا
　吹く風を　なきてうらみよ　鶯は　我やは花に　手たにふれたる

الأبجدية الرومانية
Fuku kaze wo　nakite uramiyo　uguisu wa　Ware ya wa hana ni　te tani furetaru

معنى：風が吹いて花が散るならば、鶯よ、泣きながら恨むがいい。私は花に触れていないのだから、散るのは風のせいなのだ。

背景と良さ：花の散りゆくさまを、鶯が嘆く情景を描写しています。鶯に「自分が触れたせいではない」と語りかけることで、自然界の不可抗力を詠むユーモラスな表現が和歌の醍醐味です。日本語特有の語感と情緒が魅力です。

　第107首　作者名　典侍洽子朝臣（すけのじ こうし の あそん）

قصيدة واكا　
　散る花の　泣くにしとまる　物ならば　我鶯に　劣らましやは

الأبجدية الرومانية
Chiru hana no　naku ni shitomaru　mono naraba　Ware uguisu ni　otoramashi ya wa

معنى：散る花が、泣くことで留まるものならば、私も鶯に負けじと泣いたことでしょう。

背景と良さ：花が散ることへの嘆きを表現しています。花の儚さを運命として受け入れつつも、それをどうにか留めたいという切なる願いが込められています。ここでは鶯が花を惜しむ象徴として登場し、作者の心情を重ねています。

　第108首　作者名　藤原近輔（ふじわら の ちかけ）

قصيدة واكا
　花の散る　ことや侘びしき　春霞　竜田の山の 　鶯の声

الأبجدية الرومانية
Hana no chiru　koto ya wabishiki　harugasumi　Tatsuta no yama no　uguisu no koe

معنى：花が散るのはなんと侘しいことだろう。その儚さを春霞が覆い、竜田山では鶯の声が響いている。

背景と良さ：春霞と鶯の声が風景の美しさを際立たせつつ、散りゆく花の儚さと重ねられています。「侘びしき」という表現に、作者の感慨深い心情がにじみ出ています。

　第109首　作者名　素性（そせい）

قصيدة واكا
　こづたえば　おのが羽風に　散る花を　誰に負ほせて　ここら鳴くらむ

الأبجدية الرومانية
Kozu tae ba　ono ga hakaze ni　chiru hana wo　Tare ni obosete　kokora nakuramu

معنى：鶯が枝を移ると、自らの羽ばたきの風で花を散らしているのか。それを一体誰のせいにして、あれほど鳴いているのだろう。

背景と良さ：鶯が鳴き続ける情景を、ユーモアとともに描写した一首です。鶯の声を擬人化して、花を散らしてしまった責任を問うような詠み方が、軽妙で味わい深い魅力を持っています。

　第110首　作者名　凡河内みつね（おおしこうちのみつね）

قصيدة واكا
　しるしなき　音をも鳴くかな　鶯の　今年の満ちる　花ならなくに

الأبجدية الرومانية
Shirushi naki　ne wo mo naku kana　uguisu no　Kotoshi no michiru　hana naranakuni

معنى：鶯よ、意味もないような声を鳴くものだ。今年に限って散る花でもないのに、そんなに悲しむ必要があるのか。

背景と良さ：鶯の鳴き声に対して、問いかけるようなユーモアのある視点が描かれています。満開ではない花を惜しむ鶯を通じて、自然の移ろいと生き物の感情の豊かさを感じさせます。

ملخص

古今和歌集の和歌は、単なる自然描写に留まらず、詠み手の心情や人間関係を背景に含みます。أيضًا、日本語特有の言葉の響きや重なりによる美しさは、翻訳では決して完全には伝えきれないものです。和歌を通して、日本語の持つ奥深さや独自の表現力に触れることで、言葉が持つ新たな可能性を見出すことができるでしょう。