こんにちは、ぐっちーです!
「藤子・F・不二雄」といえば、「ドラえもん」の作者。でも、彼の本当の”恐ろしさ”を知っていますか?
もし、「ほのぼのしたファミリー向け漫画の作者」と思っているなら、この記事を読む前に覚悟してください。
なぜなら、彼のSF短編集は「読んだら二度と元の価値観に戻れない」ほどの衝撃作だからです。
実際、僕も最初に読んだときは 「え、マジでこれ藤子・F・不二雄が描いたの!?怖すぎるんだけど…!」 と震えました。
たった数ページの物語なのに、読後は 「今までの常識って何だったんだ…?」 と呆然。
物語の中に潜むのは、社会の歪み、人間の愚かさ、そして…決してハッピーエンドでは終わらない真実。
今日は、そんな藤子・F・不二雄の 「読んだら価値観がぶっ壊れるSF短編集5選」 を紹介します。
📌 「どの作品が一番衝撃的だった?」
ぜひ、あなたの感想をコメント欄で教えてください!👇👇👇
1. 「ミノタウロスの皿」——「食べる者」と「食べられる者」、どちらが正しいのか?

宇宙船が事故を起こし、主人公は「イノックス星」に不時着する。そこにいたのは、美しく心優しい少女・ミノア。彼女に救われた主人公は、彼女と親しくなっていく。
しかし、やがて驚愕の事実を知る。この星では、ミノアのような人間型の種族は 「食用家畜」 であり、知的生命体である 牛型の異星人 に飼育されていたのだ。
さらにミノアは、もうすぐ行われる「祭り」で “立派な料理として振る舞われる”ことを心から誇りに思っている という。
主人公は彼女を助けようとするが、ミノアは 「おいしく食べられることこそ最高の名誉」 だと信じて疑わない。彼女にとっては、それが「幸せ」であり「正しい生き方」なのだ。
主人公の価値観と、イノックス星の文化はまったく噛み合わないまま、運命の日が近づいていく……。
📌 この作品のヤバさ
✅ 「食文化の価値観が逆転した世界」を描いた問題作
✅ 読後、「今までの当たり前」が揺らぐ…!
✅ ラストの展開が衝撃的すぎて、しばらく放心状態に…。
藤子・F・不二雄の記念すべきSF短編の第一号!本人は「新しいオモチャを手に入れたような喜びを感じた」と中々に黒い発言を残しています。
2. 「流血鬼」——人間は本当に「正しい側」なのか?

世界中で「マチスン・ウイルス」という謎の病気が蔓延する。感染した者は 吸血鬼 となり、日光を避け、血を求める存在へと変貌する。
政府やメディアは「そんな病気は存在しない」と否定するが、やがて人々は 「棺桶の中の死体が消える」 ことに気づき始める。やがて、吸血鬼たちのクーデターにより、マチスン・ウイルスが蔓延。
主人公とその親友は、吸血鬼たちから逃れるため山奥の洞窟に避難。杭や十字架で吸血鬼に対抗しながら、人類の生き残りをかけた戦いを繰り広げる。
しかし、物語が進むにつれ、ある恐ろしい真実が明かされる。
もしかして、人間こそが滅びるべき存在なのでは?
吸血鬼こそが、次の進化した生命体なのでは?
📌 この作品のヤバさ
✅ ゾンビ映画のような緊迫感のあるサバイバルSF
✅ 「本当に滅びるべきはどちらか?」という哲学的テーマ
✅ ラストのどんでん返しが秀逸すぎて震える…!
SF小説の傑作「地球最後の男」を原作としたエピソード。原作とは真逆の美しくも恐ろしいラストに、戦慄が止まりません…。
3. 「みどりの守り神」——「実は人類は植物に生かされている?」

少女・みどりは、家族と飛行機に乗っていたが、事故によりに高山に墜落してしまう。
目を覚ますと、そこは一面の森。生存者はみどりと、大学生の坂口五郎だけだった。
助けを求めて森をさまよう二人は、そこで奇妙な現象に遭遇する。
空腹を感じれば木の実に有り付き、傷んだ足が一晩で修復し、川で溺れても蔓が助けてくれる。
しかし奇妙なことに、行けども行けども人影どころか、動物すら見当たらなかった。
やがて、二人がたどり着いたのは、何と広大なジャングルと化した東京都心だった!
やがて二人は、人類が居なくなった衝撃の真相を知る。
その事実に坂口が発狂し、みどりも自殺を試みるが…?
📌 この作品のヤバさ
✅ 環境問題に対する鋭い皮肉とメッセージ
✅ 人間の「自然を支配している」という考えが揺さぶられる
✅ 読後、「実は人類は、知らず知らずの内に生かされているのでは?」と考え込む…
動物と植物との共生に着目した名作。絶望の中でも、未来への希望を感じさせるラストは感動ものです。
4. 「定年退食」——「合理的な社会」と「個々の人権」、どちらが大事なのか?

高齢者の人口比が増大し、食糧難が深刻化した未来。政府は 「定員法」 という制度を導入していた。
これは 「一定年齢を超えた高齢者に対し、一切の国家保証を打ち切る」 というもの。
老齢の主人公は、「二次定年特別延長」を申請しようとするが、友人が語るところによると、「定年延長の申込書に爪で印を付ければ当選できる」との噂が。主人公は物は試しと印を付けてみるが……。
本当に、「年寄りには生きる資格がない」のか?
「社会のため」に弱者を切り捨てることは、正しいことなのか?
📌 この作品のヤバさ
✅ 現代社会にも通じる「高齢者問題」のブラックユーモア
✅ 「社会にとっての正義」vs「個々の人権」の対立がエグい
✅ 読後、「もしこの制度が現実だったら…」と震える
現代の少子高齢化問題を予見したエピソード。自分も老後にはどうなっているのか?そんな不安を感じながらも、ラストの一コマにグッときました。
5. 「イヤなイヤなイヤな奴」——「嫌われ者がいないと、人間関係は崩壊する?」

地球へ帰還中の恒星間マンモスタンカー「レビアタン号」
しかし長期間の宇宙航海で、乗組員たちのストレスは限界に達していた。
些細な事でもいざこざが発生し、いつ暴動が発生してもおかしくない状況。
そんな中、一人の整備士・ミズモリが、わざと嫌われるような言動を繰り返していた。
ポーカーでのいざこざ、船長への告げ口、皮肉な発言、不快な笑い——
彼はことあるごとに周囲の反感を買い、みんなの怒りを自分に向けさせていた。
そんななかで、遂に大事件が。
何と船員からのリンチから逃げ延びたミズモリが、レビアタン号の原子炉制御棒を占拠!
もしも制御棒を引っこ抜いたら、船は宇宙の藻屑に…!
船員を巻き込み暴走するミズモリの真の目的とは、一体…?
📌 この作品のヤバさ
✅ 「集団における嫌われ者の役割」という心理的テーマが秀逸
✅ ラストの真実を知ったとき、「やられた!」と思わされる
✅ 「もしかして、職場のアイツも…?」と考えずにはいられない
密閉された空間での長期間航海の弊害に着目したエピソード。将来、人類が宇宙に進出するような時代になれば、ミズモリが必要になるのかも…?
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