こんにちは、けっけです。 40代、大手IT企業勤務の傍ら、世界中を旅しながらリモートワークをしています。プログラミング、旅、美味しいもの、そして猫が大好きな私が、
日本の魅力を“旅人の目線”でお届けします。
みなさんは「京都」と聞いて、どんな風景を思い浮かべますか? 石畳の路地、舞妓さんの
静かな歩み、どこか懐かしい空気に包まれた町並み…。でもその美しさの裏には、「守られて
きた静けさ」があります。
私は初めて京都を訪れたとき、実は“知らず知らずのうちに迷惑行為”をしてしまった一人
でした。 でも、そこに気づいたからこそ、もっと深く京都が好きになった。そんな私の
経験とともに、「外国人観光客が気をつけたいマナー」をお伝えします。
【なぜ日本のマナーは外国人に感動を与えるのか?】

①「他人を思いやること」が文化になっているから
日本では、マナーとは“強制されるもの”ではなく、“気づくもの”。 「音が気になるかな」
「歩きにくくないかな」そんなさりげない気づきが、日常の中に溶け込んでいます。
旅人としてこの空気に触れると、「こんな優しさもあるんだ」と心が温かくなるのです。
②「土地」や「建物」に敬意を払うという精神
京都では、街そのものが“神聖な場所”として扱われています。 古くは「八百万の神」が宿るという考えがあり、すべてのものに“魂”があるとされてきました。 だから、文化財に触れない・ごみを出さない・荷物に気を配るといった行動は、自然と「その場を敬う心」になるのです。
【けっけの実体験:旅が教えてくれた“気づきの瞬間”】

舞妓さんと出会った、あの夕暮れ
祇園を歩いていたある夕方、小道の向こうから本物の舞妓さんが歩いてきました。思わずカメラを構えてしまいましたが、一緒に旅をしていた友人に咎められました。「舞妓さんは仕事中だよ。自分だったら仕事中に勝手に写真撮られるの嫌じゃない?」と。その友人の一言が、私の旅の価値観を変えました。
清水寺での“リュック事件”
清水寺の境内で、後ろから「ゴンッ」という音。 振り向くと、大きなリュックを背負った観光客が、木の柱にぶつかっていました。 その瞬間、私はリュックを前に抱え直しました。
思えば、千年以上の時を超えて立ち続けている建物。 「この木に、何百年もの祈りが染み込んでいるかもしれない」 そう思ったとき、荷物の持ち方ひとつで、文化に敬意を示せると気づいたのです。
表:京都でのやさしい歩き方ガイド
シーン | OKな行動 | NGな行動 | 理由 |
写真撮影 | 許可をとる・遠くから撮る | 無断撮影・フラッシュ 使用 | プライバシーと礼儀の 文化 |
路地の 歩き方 | 静かに歩く・左側通行 | 横並び・大声・立ち止まり | 生活道路でもある |
文化財 周辺 | リュックは前に・接触を避ける | 背負ったまま建物に近づく | 損傷や摩耗の原因に |
ごみ | ごみは持ち帰る・拾う | ポイ捨て・ゴミ箱 探し放棄 | 京都は「ごみゼロ 意識」高め |
舞妓さん | 遠巻きに見る・声をかけない | 追いかける・話し かける | お仕事中・ストレスの 原因に |
結び:旅の主役は、あなたじゃなく“その土地”

京都に限らず、旅をするとは「誰かの暮らしの中に入る」こと。 観光地とはいえ、そこには日常があり、歴史があり、人の心があります。
その土地に敬意を払うことで、見える景色も変わってきます。 それは決して難しいことじゃ
ない。「少し気づく」だけでいいんです。
【けっけからのお願い】
もし、あなたが京都で感じた“やさしい瞬間”があれば、ぜひコメント欄で教えてください。
このブログを通じて、旅人同士が“文化の思いやり”をシェアし合える場所になったら嬉しい
です。
役立ったと思った方は、ぜひシェアやブックマークを! あなたの一歩が、誰かの気づきに
なるかもしれません。
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