👹鬼が神様!?日本に存在する「鬼神社」4選!⛩️

退治されるだけじゃない!?人に祀られた「鬼」

どうも、ぐっちーです。

突然ですが、皆さんは「鬼」と言えばどんなのを思い浮かべますか?

🍑「桃太郎」などの昔ばなしで懲らしめられる鬼?
👹節分で豆を投げつけられる鬼?
⚔️それとも、「鬼滅の刃」で主人公に立ちふさがる鬼?

どれも正解ですが、実は鬼が「神様」として祀られていると言ったら、信じますか?

民話や現代の漫画とかでは、確かに正義によって懲らしめられることが多い鬼ですが、実は全部の鬼が絶対悪というわけではないのです。中には、人間と仲良くしたり人間を助けたりするものが居たり、神様として祀られる鬼も存在するのです。

前回は、鬼の歴史を紹介しましたが、今回は、そんな鬼を祀った全国でも4つしかない「鬼神社」をご紹介します。これを読んだら、鬼の見方がまた変わるかもしれませんよ?

全国に存在する「鬼神社」

水田に水を引いた鬼 – 青森県の「鬼神社」

水田に水を引いた鬼 - 青森県の「鬼神社」
※画像はイメージです

⛩️住所:青森県弘前市鬼沢菖蒲沢147

まず最初に紹介するのは、青森県弘前市にある「鬼神社」です。ここの拝殿には扁額が飾られていますが、それに書かれている「鬼神宮」には上部の「ノ」の字が書かれていません。角のない優しい鬼だという事を表しているのです。

そんな鬼神社には、この様な鬼神伝説があります。

昔、弥十郎という農民がいたが、山奥に住んでいた鬼と仲良しで相撲を取る程の仲だった。
ある時、弥十郎は水田を拓いたのだが、水がすぐに枯れてしまうので困っていた。
それを見かねた鬼が、川の上流から堰を作って水を引いてくれた事で、水田が潤った。
村人は大変感謝したが、ある時弥十郎の妻が鬼を覗き見した為に、鬼は消えてしまった。
弥十郎は、鬼が残した鍬とミノ笠を祀り、それが鬼神社の始まりだという。

この様に、鬼が人間と友達になり、村のための水を引いたという伝承が残っています。その為、地元の人たちは今でも、節分の日に豆まきをしないことが多いそうです。

恋ゆえに鬼に変貌した青年 – 埼玉県の「鬼鎮神社

恋ゆえに鬼に変貌した青年 - 埼玉県の「鬼鎮神社」
※画像はイメージです

⛩️住所:埼玉県比企郡嵐山町川島1898

次に紹介するのは、埼玉県比企郡嵐山町にある「鬼鎮神社」です。この神社は1182年に創建されたと言われていて、当時の武将畠山重忠が造らせた「菅谷城」の鬼門除けとして建てたといわれています。

そんな鬼鎮神社には、こんな伝承があります。

昔、ある鍛冶師の元に一人の青年が弟子入りを志願し、彼の元で働くことになった。
ある時、鍛冶屋の娘に恋をした青年は、鍛冶師に娘を嫁に欲しいと頼み込んだ。
それに対して鍛冶師は「一日に刀を百本打ったら娘をやろう」と持ち掛けた。
それを聞いた青年は、一心不乱に刀を打ち続け、鍛冶師が覗いてみれば、
青年は情熱の余り、見るも恐ろしい鬼へと変わり果てていた。
見かねた親方は一計を案じて、鶏を無理やり鳴かせて夜が明けたように見せかけた。
そうして、中を覗いてみれば、最後の一本を作ろうとしたところで青年は
槌を握ったまま死んでしまった。哀れに思った鍛冶師は神社を建てて青年を祀ったという。

この様に鬼鎮神社には、魔除けとしての役割のみならず、一人の青年の悲しい伝説も残されているのです。節分になると「福はうち、鬼はうち、悪魔そと」という変わった掛け声の節分祭が開催されます。

安倍一族の無念が宿りし神社!? – 大分県の「鬼神社

安倍一族の無念が宿りし神社!? - 大分県の「鬼神社
※画像はイメージです

⛩️住所:大分県大分市神崎

お次に紹介するのは、大分県大分市にある「鬼神社」です。天満社と同じ境内にひっそりと建てられているこの神社の中には、名前に違わず鬼のお面が沢山飾られています。

この鬼神社には、以下のような由来があると言われています。

前九年の役(1051年)の時代、戦に敗れた安倍宗任が、戦死した兄貞任の遺骨を持って、
母と共にこの地に逃げ延び、大己貴命と呼ばれる神を祀ったのが始まりだという。
宗任の母はその後呪術に没頭し、白寿(99歳)に達した時、彼女は忽然と息絶えたのだが、
その形相はまるで鬼のように凄まじいものであり、地元の者はこれは神の化身に違いないと、
鬼面を奉ずる者が後を絶たず、以後、鬼神社と呼ばれるようになったという。

おそらく、戦に敗れてこの地に落ち伸びた安倍親子は、特に息子を失った母親は無念のうちに亡くなったものと想像できます。鬼は死者の霊ともされていますから、安部貞任、宗任兄弟の母親もまた、この神社に祀られているのです。

8匹の鬼を封じた求菩提信仰の聖地 – 福岡の「鬼神社」

8匹の鬼を封じた求菩提信仰の聖地 - 福岡の「鬼神社」
※画像はイメージです

⛩️住所:福岡県豊前市求菩提山

最後に紹介するのは、福岡県豊前市に存在する「鬼神社」です。求菩提信仰の聖地ともいわれる国玉神社の中宮にあり、鬼のお面が飾られています。

そんな鬼神社には、猛覚魔卜仙という聖者に纏わる言い伝えがあります。

昔、猛覚魔卜仙が求菩提山を開山した時、犬ヶ岳では8匹の鬼が住み着いていて、
民家に降りては散々悪さを働き、国家に害をなすようになった。
それを見かねた猛覚は、法力を持って鬼どもを退治し、甕の中に封じ込め、
犬ヶ岳の山頂に埋めて、彼らを神として祀り霊を鎮めた。

この様に、鬼や怨霊でさえも封じて、神として彼らの怒りを鎮め、その力にあやかろうとする考えは、日本各地の神社にもみられる風習でもあります。また、境内には鬼たちが築いたと言われる石段があるなど、鬼に所縁のある場所が沢山あります。

魔物にも神にもなる「鬼」

いかがでしたか?

日本において、魔物として神仏や英雄により退治されている印象が強い鬼ですが、時には神として祀られるなど、実際は単純な善悪では割り切れない存在でもあるのです。

今度、日本各地を旅行するときに、鬼に関する歴史や、鬼に由来のある場所を巡ってみてはいかがでしょうか?

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